un pur..(cooking+cake-ing)

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Manthly Class | DECEMBER 2015

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Cereals and banana cakes | シリアルとバナナのケーキ

栄養豊富で手軽に食べられる朝食として定番のシリアル。欧米では家庭の常備食材一つで、お菓子の材料としてもよく使われています。今回はオートミールにバナナとレーズンを合わせ、同じくオートミールを使ったクランブルをのせて焼き上げました。生地にはたっぷりとオートミールを加えますが、焼きあがると他のフィリングと馴染み、不思議とゴソゴソとした舌触りは感じられません。食物繊維が豊富なの素朴な甘さが懐かしい焼き菓子は、朝食にもぴったりです。

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Flapjack | フラップジャック

イギリスで定番のシリアルのお菓子といえば、このフラップジャック。バター、ブラウンシュガー、蜂蜜を煮立てたシロップにオートミールとお好みのナッツやドライフルーツを混ぜて焼くだけの簡単おやつです。材料のほとんどがオートミールというヘルシースイーツですが、香ばしい味わいに手が止まらなくなります。本場イギリスでは蜂蜜ではなくゴールデンシロップをたっぷり使い、柔らかくてねちっりした食感が好まれるようですが、私はサクッと仕上げたものが好み。好きな大きさにカットしてどうぞ。

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Pineapple crumble | パイナップルのクランブル

シリアルとバナナのケーキの上にのせたシリアルクランブルは果物ともよく合います。昨年フィンランドのファームでご馳走になったのが、ルバーブにシリアルクランブルをのせたデザート。オートミールの穀物の味がアクセントになり、普通のクランブルよりも歯ごたえがありとても美味しいと感じました。今回は手軽にパイナップルで。焼いたパイナップルは甘みが増し、とてもジューシー。カリッとしたクランブルがよく合います。オートミールとパイナップル、食物繊維たっぷりのデザートです。

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オートミールとはオーツ麦(燕麦)を加工したシリアルの一種です。オート麦は麦の一種ですが、パンの材料として使われる小麦や大麦、ライ麦に比べて調理するのが難しく敬遠されてきました。19世紀になり後術の進歩により、他の麦と比べとても栄養価が高いオート麦はシリアルに加工さるようになりました。現在ではドライフルーツと合わせたミューズリーや、シロップと混ぜて焼いたグラノーラとして多くの人に食されています。健康的なお菓子のフィリングやアクセントとして、これからますます注目される食材のひとつのように感じています。

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